なぜ介護の仕事をお勧めするのか、それは魅力的な仕事だからです。
介護のお仕事の魅力を紹介します。
人と触れ合うお仕事です
~支援する側、される側は一方通行ではない~
支援する側、される側は一方通行ではなく、持ちつ持たれつで、人の温もりによって支援する側も癒されます。
介護の仕事の第一の魅力は人と触れ合うことができる仕事であるということです。
文字通り、肌が触れ合う仕事です。企業の事務職で働いていると、人と肌が触れることはほとんどありません。仕事に限らず、買い物をして店員さんと会話を交わしたとしても指先すら触れ合うことがなくなっています。
人は一人では生きてゆけないとよく言われますが、生活の場で自然に人と人が触れ合うことができるので、介護職(支援する側)も救われています。
車から降りる際に手を差し伸べる、ベッドから立ち上がるときに抱きかかえるように支援する、そんなひとつひとつの動作に触れ合いがあります。
仕事の成果が分かりやすいお仕事です
~顧客満足度が直ちにフィードバックされる~
介護の仕事は、提供サービスのほとんどがその場で完結するので、役に立ったのかどうかがすぐにわかります。
いわゆる「顧客満足度」が、即座に自分に直接フィードバックされる数少ない職種です。「お気に召さない結果」であったならば、改善を積み重ねる努力を惜しまなければ、「お気に召す結果」を生み出すことで自己完結できます。
製造業で製造ラインに入る仕事をしている場合はそういうわけにはいかず、そこで製造された製品を使うお客様の顔が見えないことがほとんどです。自分が一生懸命仕事をすることで、誰かがどこかで喜んでくれているのか、見えにくいものですが、介護の仕事は、いまここでこの人が喜んでくれている、即座にかつ具体的にフィードバックされます。
個性を強みに変えられるお仕事です
~介護現場は生活の場、個性が必要~
基本的なルールはありますが、一律のサービスではなく十人十色のサービス提供が認められる職種でもあります。段取り良く手早くすることが得意な人、ゆっくり丁寧な仕事を心がける人、どちらのタイプも正解です。
コミュニケーションが得意な人、寡黙でコツコツタイプの人、どちらのタイプも正解です。
介護現場は生活の場なので、お手伝いする側も個性があってしかるべきで、個性がなければ要介護者の方の生活は、息苦しいものになります。それなりの節度と工夫が必要ですが、相手の個性を受け入れ、自分の個性が受け入れられれば、相手が望む支援に自分なりの答が見つかります。
自分の考えたやり方で相手の満足度が向上すれば、大きなやりがいにつながります。
必要とされていることが実感できるお仕事です
~人はパンのみにて生くるものにあらず~
収入があれば良いというものではなく、自分の仕事が世のため人のためになっていると実感したいと考える方も多いと思います。収入が高くても人の役に立たない仕事、人に迷惑をかけてしまう仕事などは、心の負担が大きくなります。
介護の仕事では「パンのみ」にとどまらず、介護の仕事を極めていくことで、(唐突ですが…)マズローの欲求5段階説でいうところの「自己実現の欲求」にまで手が届く職種でもあります。
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