50代、60代の実年世代で定年退職や早期退職などで介護業界に転職し、介護職を目指される方に向けて介護の仕事を紹介します。
訪問介護以外の業態の介護職は、無資格でも就業できますが、介護の仕事に就かれる際には、あらかじめ資格取得されることをお勧めしています。
資格取得のための講習で得た知識や技術は、自身の心身のストレス軽減にもなります。
転職によって余計なストレスを抱え込まないためにも、資格取得をお勧めします。
この記事では有料老人ホームの施設長で「老人ホーム内で高齢者同士が男女交際の噂」という事例がありましたのでそのお話を記します。
背景
混在型(健常者と要介護者が入居)の有料老人ホームで施設長をしていました。
2000年代の話なので混在型の事例がなく、ネット上にも情報が少ない状況でした。
要介護の方と健常の方が一緒に暮らすというモデルで運営していました。
今となってはそれがかなり困難を伴うことはわかってきましたが、当時は措置制度から契約制度に移行した直後であり新しいモデルとして各施設がしのぎを削っていました。
現代とは事情が異なる点があるかもれませんが、あらかじめご了承ください。
80代前半の男性が入居されていました。
奥様が早くに亡くされ独居されていましたが、加齢に伴って将来不安の為、介護が必要になる前に混在型の老人ホームに入居されました。
一人で気ままな生活をされていました。
ドライブデート?
その方は運転免許証を保持しており、車でドライブに出かけることが多い方でした。
当時は免許返納制度がありましたが、まだ利用する方はほとんどない時代でした。
いつのころからか、同じ老人ホームの入居者を誘って出かかるようになりました。
誘う相手は年下の70代の女性でした。
いつの間にか毎週のように出かけるようになりました。
二人はデキテル
有料老人ホームの居室はお住いの部屋なので、利用者同士の往来も自由でした。
老人ホーム館内でそのお二人が「お互いの居室に出入りしているのを見た」という噂も流れ始めました。
当時は館内に監視カメラがなく事実関係が把握できませんでした。
いずれ「あの二人はデキテル、施設は放置しているようだが、結局は居室の使用を認めていることになる」と言われ始めました。
あまりに噂に尾ひれがつくので、双方の方に別々に何度かお話を伺ったことがありますが、お互いに「特別な関係はない、勝手に噂されている、ただの友達です」とのお答えでした。
急展開
健常であった男性入居者の体調に急変が起こり、緊急入院となりました。
当時は入院患者に家族が付き添うこともあり、遠方から娘様が来られ、入院先で付き添われていました。
数日後に病院で他界されたとの知らせが入りました。
混在型の老人ホームは、介護が必要ない健常な高齢者も多く入居されています。
人間同士のお付き合いも普通にありますので、他界された場合はお通夜、ご葬儀などの弔事連絡を掲示してお知らせしていました。
出席希望者があれば送迎者を準備することもありました。
しかしながら娘様より弔事詳細の公表を拒まれました。
「すみません、来てほしくない方がいらっしゃるので…」とのことでした。
亡くなられた方は温和で人付き合いのある方で、人間関係のトラブルは聞いたことがない方でした。
私は「来てほしくない方」が誰を指しているのか、うすうす感じとりました。
結局、その方が亡くなられた事実も公表できないまま、聞かれたら「退去して家に帰られた」というあいまいな説明に終始することになりました。
まとめ
多くの人が生活している空間だから男女関係に発展するケースもあります。
お互いが大人なので他人が入り込む余地はありません。
行動を制約してよいという尺度は今も無いのですが、その当時は高齢者の自由をかなり広く認める風潮もありました。
要介護の方と健常の方が一つ屋根の下で暮らす混在型老人ホームならではの難しさは随所にありました。
それらの事例が積み重なって今日に至っています。
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