50代、60代の実年世代の資格試験チャレンジについて、私の体験をまじえて記します。
資格試験の経験
私は60才でケアマネ試験、63才でITパスポートにチャレンジして合格しました。
プロフィールにある通り、これまでも数多くの資格や検定試験にチャレンジしてきました。
自分が知識を習得するうえで何か目標が無いとテキトーに済ませてしまう性格なので、あえて目標を設定することにしています。
プロフィールに記載していない資格も含めると20種類以上はあると思います。
いつの間にか、試験勉強をするうちにコツを意識するようになりました。
ケアマネ試験のコツ
ケアマネ試験は選択問題ですが、選択肢5つの内から5者択1ではなく5者択2、5者択3なので、ほぼ偶然の正解は無く、難易度の高い問題形式です。
それでも「利用者の意見を聞かなくてよい」、「独自の判断で〇〇してもよい」など、利用者無視や独断などの明らかな「×」は選択肢を減らすことができます。
そうはいっても、ケアマネ試験の合格前には4回の落選経験があり、一番手間取りました。
ITパスポートのコツ
ITパスポート試験はとにかく用語が多く、きっと覚えきれないと思います。
それでも選択式の問題なので消去法が使えます。
選択肢に「ETC」とあれば、それは自動車の通行料金自動支払いシステムです。
ひっかけでもなんでも無く「これは違う」と排除できます。
問題文で「〇〇システムで自動車の走行経路をしえてくれる」とあると一瞬迷いますが、それはナビの機能なので〇〇システムの機能ではありません、という不正解事例です。
問題に癖があるので過去問を何年分か解いていれば、傾向がわかります。
どんな試験でも「過去問にチャレンジ」は必ず成果が出る方法なのでお試しください。
加齢による変化
こえまでに多くの検定試験などを受けてきましたが、加齢による衰えを実感しています。
以前なら何度か本を読んだら、本のどのあたりに何が載っていた、という光景が目に浮かびました。
50代からはそれが浮かばなくなり、60代になると毎回新鮮な情報に感じられるようになりました。
早い話が、なんど読んでもほとんど記憶に残らない、という状態になりました。
記憶力を取り戻す努力
現役で仕事をして、帰宅後に机に向かって勉強、通勤でも勉強しました。(毎日ではありませんが…)
頭の体操、パズルなども取り組みました。
それでも記憶力というやつは衰えていきました。
食事に気を付け、サプリメントを飲み、適度な運動…試してみましたが、衰える一方でした。
一夜漬けも歯が立たない
ケアマネ試験は自己採点では毎回「介護支援分野」の足切り点で落ちていました。
暗記物の傾向がある分野で、県と市町村の役割の違いなど、一般人には興味が持てない分野でした。
4回目の試験は前日に「介護支援分野」だけを猛勉強しました。
それでも足切り点に一歩及ばず4連敗してしまいました。
介護職のパートさんに「年には勝てないのよ」と言われ、ふかーく納得しました。
これまでなら一夜漬けで乗り切ろうとするところですが、もう一夜でも忘れてしまう能力を授かっていました。
試験対策の必殺技、一朝漬けを開発
加齢とともに夕は早く眠くなり、朝の目覚めは早くなりました。
午前4時には起きてしまいます。
そこで、そう、朝の一発勝負に賭けることにしました。
午前4時から8時くらいまで、4時間しかないまさに背水の陣です。
朝の4時間だけ、考えず、迷わず、ひたすら参考書を読みました。
一夜漬けの進化版、一朝漬けを開発した瞬間でした。
朝の光景なら…
朝見た参考書の光景は、数時間後なら何となく頭に浮かんできました。
鮮明ではないにしても、5者択2、5者択3の絞り込みには役に立ちました。
数時間程度なら、ぼんやりと、ところどころ、なんとなく残っている、という程度の能力が残存していました。
最近受験したITパスポート試験も、背水の陣の一朝漬けで乗り切りました。
まとめ
50代、60代の方で同じように資格試験にチャレンジする方もあろうかと思います。
もしも私が記したような症状にお心当たりがあれば、ぜひとも一朝漬けをお試しください。
成果につながる可能性はあると思います。
私は若いころからお酒をよく飲むので、記憶力の衰えが早いのかもしれません。
あまり参考にならない体験かもしれません。
50代、60代のみなさん、自信をもって、どうか、介護業界に来てください。
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