ストレス発散というと、たまったストレスをぱーっと派手に発散させるイメージがありますが、どちらかと言えば地味に、少しずつ、ストレスをためないように消滅させる方が、効果的と言われています。
これまで幾多の困難を乗り越えてこられ、人生経験が豊富な実年世代のみなさんも、仕事でストレスを感じることはあると思います。
普通に生きているだけでもストレスにさらされているので、介護の仕事のように、人と接する仕事で給料をいただくと、当然のようにストレスという付録がついてきます。
介護の仕事で一番大変なのは人間関係です。ご利用者様、ご家族様、同僚、上司を含めるとかなりの人数の方と接することになります。
これらの人々と接することで、自分では気づかないうちに、いつのまにかストレスをため込んでしまっていることがあります。
なんだか体調が悪いなぁ、とか、気力がわいてこないなぁ、というときはストレスも疑ってみてください。
ストレスが全く無いのは良くないと言われますが、ため込むのも良くないことです。ストレスはため込まず、上手に逃がすことに備えておきましょう。
そのために有効なことは、趣味を持つことです。
趣味もいろいろありますが、できれば新たなストレスの原因にならないような趣味をもちましょう。
仕事以外の人と関わる趣味
仕事と関係がないところでの人の輪に入って自分の居場所があると、救われる部分があります。主な居場所が職場なのに、職場の居心地が悪ければストレスが増大されます。
他の居場所を作ってストレスを逃がしましょう。
例)ボランティア、クラブ活動など、
動物・植物を関わる趣味
生命のあるものと接していると癒し効果があると言われます。
人が作った人工の物ではなく、同じ地球上にいる生物同士、持ちつ持たれつのお互いさまという気持ちになれるのかもしれません。
例)ペット、ガーデニングなど、
身体を動かす趣味
体を動かすことで気になっていたことを忘れられ、心身の健康を増進する効果があります。
実年世代にとって、短時間でもからだを動かす習慣をつけることは長寿のもとでもあります。
運動習慣を身につけましょう。
例)スポーツ、フィットネス、散歩など、
自然と触れ合う趣味
雄大な自然と接することで悩み事がスーっと吸い取られるような感覚になることがあります。
大自然を目の前にすると、自分も地球の一部だったのだと実感し、これからの生きる力もわいてきます。
例)旅行、釣り、登山など、
右脳を使う趣味
左脳は論理的に考える脳で仕事中に使っていることが多いのですが、右脳は創造的、感情的な面をつかさどります。
疲れた脳をいやすためには、意識して左脳を使う趣味を持つことも一案です。
例)音楽鑑賞、美術鑑賞など、
まとめ
実年世代を迎えると、今後の人生をどう過ごそうかと考えてしまうことがあります。
収入源として仕事は必ず必要なので、仕事続けなければなりません。
仕事を長く続けるために、心身の健康維持を心がけていきたいものです。
ここで触れた以外にも、多くの趣味がありますが、できれば複数の趣味をもって余暇を上手に使うことで、仕事もプライベートも充実してくることと思います。
趣味を通して常に意識してストレスを昇華させましょう。
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