他人ごとではない、50代、60代の実年世代のフレイル予防

経験談(雑談)
津山機関車庫の気動車(国鉄)

数年前に5回目のケアマネ試験にやっと合格し、研修を受けました。

加齢によってフレイル状態に陥りやすくなり、その予防が重要であることを学びました。

ケアマネージャーとして高齢者のフレイル予防に取り組みましょう、という主旨での研修でした。

この研修では初老期にささかかる私にとっては、自分のこととして切実に受け止めたのでその内容を少し紹介します。

フレイルとは?

(国立長寿医療研究センターHPより引用)

フレイルとは、心身のさまざまな機能が加齢や病気などによって低下してしまった状態をさしますが、適切な対処により改善すると考えられています。

フレイルは、健康と介護が必要な状態(寝たきりなど)との中間にあたります。

フレイルに陥ると、日常の生活で生じる様々なストレスに対処することが難しくなり、生活能力が著しく低下し、死亡率が高まったりすることもあります。

フレイルの早期発見やその予防は高齢者が健やかに過ごすためにはとても大切です。

フレイルの原因

健康不安、人間関係の縮小、経済力の低下、親族・友人との死別・離別、役割の喪失など、生活環境の変化が心と体の機能低下を引き起こします。

50代、60代の方は、なんらか思い当たることがあると思います。

これらが悪循環を形成して心と体の機能低下に拍車がかかり、フレイル状態を引き起こします。

フレイル予防のポイントは、健康長寿のための三つの柱

・栄養(食・口腔機能)

・身体活動(運動・社会活動など)

・社会参加(就労、余暇活動、ボランティアなど)

研修を受けた私の所感

この研修では初老期にささかかる私にとっては、自分のこととして切実に受け止めました。

私はプロフィールにある通り、長年勤めた会社を早期退職しました。

これによって、人間関係が縮小し、経済力が低下しました。

くわえて、複数の友人・部下・元部下との死別を経験しました。

早期退職や転職のいかんにかかわらず、初老に差し掛かる時期には心と体の機能低下を引き起こす何らかの生活環境の変化が訪れます。

どの道を通ってもやってくる事象なので、現状をしっかり見てできることを確実にやっていきたいと思います。

50代、60代の実年世代のみなさんにメッセージ

実年世代のお仲間のみなさん、これからの人生を再設計することもあろうかと思います。

どのような道を選ぼうとも、加齢に伴って磁石に引き寄せられるようにフレイルに向かってしまいます。

健康長寿のための三つの柱を意識して実行しましょう。

・栄養(食・口腔機能)

   偏った食べ方をしない、暴飲暴食を避ける、食後の歯磨き、定期的な歯科受診など

・身体活動(運動・社会活動など)
   散歩、ジョギング、ジム通い、

・社会参加(就労、余暇活動、ボランティアなど)
   友人と過ごす、転職しても就業を継続する

まとめ

実年世代はまだ元気で意識していない人も多いかもしれませんが、近い将来、フレイルのリスクが訪れます。

フレイルリスクが顕在化する前から、健康長寿のための三つの柱を意識して実行しましょう。

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