介護職の面接対策(50代、60代の転職・身だしなみなど)

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秋保神社(勝負の神を祀る)

これまでに介護職の採用面接を数百回行ってきました。

その経験を生かして、ここでは面接対策の一部として、身だしなみなど面接の中身以外の周辺の情報をお伝えします。


介護職は売り手市場です。

無資格未経験の50代、60代の実年世代が、たとえば10社に応募すれば数社は合格することと思います。

特に人手不足で切羽詰まっている職場は採用のハードルが低くなっています。

働く環境がより良い職場で長く務めるほうが、自分のためになることは間違いありません。

可能な限り面接での合格率を上げる施策を講じることをお勧めします。


面接時には面接側からは聞けないことも多いので、面接側が勝手に想像するケースもあります。

そういう点に配慮して、無難に面接をやり過ごしていただけたらと思います。

提出資料

一般的には、履歴書、職務経歴書、資格があれば資格証のコピーではなく原紙を持参します。

以前は履歴書、職務経歴書は手書きで作成するのが礼儀、という時代がありましたが、最近はパソコンで作成している方も多く、事前に指定がなければ採否に影響はないと思います。

身だしなみ

新卒か第二新卒くらいであれば、スーツで決めてきてくださると安心感があります。

50代、60代の実年世代の方がスーツ姿で介護職の面接の来られると、面接する側も少し構えます。

管理職の募集への応募であればスーツもいいのですが、介護現場職への応募であれば、少しラフな系統が無難かと思います。

スーツできっちりキメてこられると、介護職の応募かな?、管理職の応募かな?、など、少し迷いが生じて「果たして現場で働けるのかな?」と気になってしまいます。

服装にともなう髪型、靴など、特に派手でなければよいと思います。

何よりも清潔感があるほうが採用側は前のめりになります。

におい

失礼な話になるかもしれませんが、たばこのにおい、香水のにおいがきついと合否に影響します。

たばこの強いにおいは、高齢者と身近に接するので嫌がる高齢者もおられクレームのもとです。

香水も軽めの香りであればまだしも、きつい香りは同僚からも否定的な意見が出ます。

以前は、たばこのにおいや香水の匂いは、面接の場で気になれば、匂いを抑えていただくよう注意したことがありますが、今はそれが意図しない別の問題になるリスクがあります。

採用する側も余計なトラブルを抱えるのは嫌なので、採用を躊躇することもあります。

自家用車など

自動車で面接に来る方もおられ、そういう方は自動車も一応見ていました。

一般的な自家用車なら良いのですが、派手な車、高級外車、特別なこだわりのある仕様の車に乗っておられると、その車が気になって採否を迷うこともありました。

公共交通機関で面接に行かれるほうが無難だと思います。

到着時間

面接の時間の5分前に到着がベストです。

面接者も忙しくしているので、早く来られると焦って困ってしまう場合があります。

また、前の面接者と顔を合わせてしまうと気まずい感じになります。

時間に余裕を持って行動するのは良いことですが、約束の時間が決まっている場合は、必ずしも好印象にはなりません。

逆に遅れは1分でもNGです。

遅れるならあらかじめ連絡をしておきましょう。

連絡なしに面接に来ない人もあります。

遅れると、来るか来ないかわからないので「来ないのかな?」と別の仕事を始めたりします。

この時点で第一印象はすでにかなり失点をこうむっています。

私が応募者の時は、15分以上前に施設周辺に着いて、目立たないところで時間調整をして5分前に訪問するようにしていました。

受付での注意

受付の方に非礼が無いよう注意してください。

たとえば受付で履き替えが必要かどうか確認せずに土足で入ってしまった場合、受付の方が面接官に「土足で入ってこられましたよ(注意力が散漫な方ですよ)」と報告する場合があります。

面接での第一印象は大事だと言われます。

面接アポの電話やメールも含めて、受付でもすでに第一印象の形成段階なのでご注意ください。

まとめ

介護職場の面接では、協調性があるか、やる気(向上心)があるか、継続するか(辞めないか)、の3点を見ています。

面接官が聞けないこともありますので、聞かなくても良い印象が伝わるような配慮をされることをお勧めします。

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