面接で言わない方がよいことも多々ありますので、面接にはしっかりとストーリーを組み立てて臨んでほしいと思います。
自己アピールのつもりで話したことが、逆効果になることもままあります。
でもしか応募
「なにもできないから介護でもやろうか」、「この年になると求人は介護しかなかった」というニュアンスの志望動機を語る方がおられます。
正直におっしゃっていることはわかるのですが、正直が良いとは限りません。
正直なことを言ってしまったがために、人間関係のトラブルを起こしてしまうことも多々あります。
介護の仕事は、正直さも大切ですが、様々な価値観の方に合わさなければならないので「理想の姿を演じる」ことが必要な仕事です。
面接者の立場から見ると、面接段階から「介護の仕事がやりたくて応募した」というストーリーを作って、それを演じてほしいと思います。
演じることで、それが真実になることもあります。
介護の仕事は「でもしか」では通用しないので、入口は「でもしか」であったとしても、しっかりとストーリーを作って演じましょう。
視点がずれた持論
言葉遣いや態度などで「不適切な介護」とされるケースがありますが、それを昔はOKだった、時代が悪い、介護職がかわいそう、など言われるケースもあります。
介護の仕事が大変だということを理解しています、という文脈で言われるのですが、こういう方は視点がずれているので怖いと感じます。
言葉づかいが荒れることを黙認すると、いずれ大きな虐待に繋がります。
そういう社会全体の方針や流れと相容れない考え方の方は採用後に問題を起こしかねないというリスクを感じます。
持論は控えて、模範解答を演じることに主眼を置いていただけたらと思います。
前職の自慢
自分はできる、ということのアピールが目的のようですが、○○をしていた、○○の経験がある、○○という立場にいた、だから大丈夫です、と自慢げに話されるケースがあります。
前職がバリバリの営業マンで、人の懐に飛び込むのが上手だった方もいます。
相手が細かいことにこだわる方の場合、営業で大きな金額の取引ができるから我慢できました。
しかし介護のように日々の生活の中で細かいことを言われると、我慢することがかなり大変になります。
前職の経験を活かすことができないとは言いませんが、やってみないとわからない面が多々ありますので、自信たっぷりに「できる」と言われると、ちょっと引いてしまいます。
自慢は控えめに「○○の経験があるので、介護の経験を積むことで活かせる面もあると思います」程度の表現が無難だと思います。
まとめ
介護職は人手不足で、極論すれば、ここまでこだわらなくても面接で合格できます。
しかし、自分を高める意味でも、ヒントになればと思って記載しました。
より働く環境が良い職場への入職を目指して応募するのなら、合格確率を上げるよう準備しましょう。
コメント