「干された」納得のいかない苦しみが人を育てる(50・60代転職)

経験談(雑談)
万博公園の梅(大阪)

このブログを通じて50代、60代の実年世代の方に介護業界への転身をお勧めしています。

今回は「干された」納得のいかない苦しみが人を育てる、というテーマで記します。

このフレーズとの出会い

40才前後の時、会社の研修で耳にしたフレーズです。

講師の方が一通りの講義を終えられた後に白板に書かれました。

~納得のいかない苦しみが人を育てる~ 「叶力」 石川洋さんより、

私は「また都合のいい言葉を探してきたもんだ」という程度に受け止めていました。

会社の研修は会社にとって都合がよい教育をする場に他ならないので、そういう目的で名言を探しているのだろう、と受け止めていました。

社内で干された

数年後、40才半ばの働き盛りのとき、私は社内で干されました。

やりすぎ、目立ちすぎたのが原因と思います。

業績はいいけれども、ほとんど陽の当たらない職場に転属になりました。

野球に例えると「大差で勝っているから誰が投げてもいい」というような試合で登板したような感じです。

そういう立場では大胆さやチャレンジは不要です。

プラスになることはほとんどなく、マイナスに気を付けて、淡々と生きるのです。

名言を思い出した

そんな日々を送っていると毎日が苦痛でした。

会社組織で仕事をしていると「納得のいかない苦しみ」に遭遇します。

研修を受講した当時のノートを引っ張り出して、大手の書店で聞いて購入しました。

「納得のいかない苦しみが人を育てる」という章を真っ先に読みました。

でもすぐには腹落ちしませんでした。

「そうまでして成長しなくていい」という気持ちでした。

読み返し読み返し

「納得のいかない苦しみ」からは脱却できず、他の章もあわせて何度も読み返しました。

それでも解決策は見つからず日々を送っていました。

そんなある日、チャンスが巡ってきました。

社内の別の部門から「君が頑張っている姿を見ている、うちに来ないか」みたいなお誘いが来ました。

会社のことなので、いろいろな方面に相談、根回しをして人事異動に乗っかりました。

名言に助けられた

結局は「納得のいかない苦しみが人を育てる」という名言に助けられました。

この名言を理解しようと何度もこの書籍を読み返していました。

それに気をとられて、腐らずに仕事ができたのかもしれません。

勝海舟も干された

この時期に助けられたのは「勝海舟も干された時期がある」という情報でした。

あの勝海舟でさえ干されるのだから、干されても挽回のチャンスは来るかもしれない、という思いでした。

勝海舟の書籍も何度か読み返しました。

ほとんど本を読まない無学者ですが、この時期だけは何冊か書籍を読みました。

まとめ

できることなら「納得のいかない苦しみ」には遭遇したくないものです。

「納得のいかない苦しみが人を育てる」という名言に対して「そこまでして育たなくていい」という思いは今でもあります。

でも育たなければ「収入が断たれる」という別の大きな苦しみに遭遇します。

50代、60代の実年世代のみなさん、若い人に抜かれ、AIに座布団を取られる。


そんなリスクを見ないフリをしないで、どうか、介護業界に来てください。


介護の仕事はAIに座布団を取られません。

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