プロフィールにある通り、私は早期退職を経験しました。
50代、60代の実年世代で早期退職を考えておられる方に私の事例をご紹介するとともに、すこしでも似通った環境の方が将来の選択をするための、一つの事例としてご提供いたします。
早期退職を選択された場合、ハロートレーニングで実務者研修を修了、介護業界に転職、というルートをご提案いたします。
早期退職の経済性
この記事では経済面を個人の判断に委ねさせていただきます。
会社の制度、勤続年数、年齢、現在の収入、今後の必要資金など、経済面は個人個人で大きく異なります。
一般的には、早期退職は経済的には不利に働きます。
その点を深くご理解いただいたうえで、自己判断、自己責任でお願いいたします。
経済面で助言が一点できるとすれば、これから先の収入だけで生活が成り立つかどうかを十分検証をお願いします。
転職後に向けた準備
経済面で考慮したのは、これからの収入だけで毎月の生活が成り立つように収支を調整しました。
また、年金事務所に赴き、今後の年収下落に伴い、年金受給額の見込みを計算してもらいました。
住民税は後払いなので退職後は1年分を別途支払う必要がありますので資金を準備しました。
なまけ癖が出るのが怖くてすぐに次の仕事に就きましたので、社会保険(健康保険、年金保険、雇用保険)は転職先で間を置かず加入となりましたので手続きはしていません。
ただ、転身にあたって「ハロートレーニングを受けておけばよかった」と感じました。
これから早期退職で介護業界を目指す方は、ぜひハロートレーニングで実務者研修を修了されることをお勧めします。
早期退職の場合は会社から案内もあると思いますが、失業状態になると、健康保険、年金保険の変更手続きを自分でしなければなりませんので、ご注意ください。
早期退職を思いとどまっていた事情(個人の体験談です)
転職しても困らないためには何が必要か?、30才前後から常に考えていました。
井の中の蛙で、他社で試したい、外界を見たい、という願望がありました。
40代後半から早期退職(転職)を意識しはじめました。
収入(年収)が下がると生活に困る。
これまで務めた会社、職場、仲間への愛着。
長年勤めた会社を辞めるという変化への惧れ(おそれ)。
そのような理由で一歩を踏み出せずにいました。
早期退職を決断した理由(個人の体験談です)
会社の業績悪化が顕著になってきました。
経営層が相次いで退任、これまでの仕事を通じて信頼を築いてきた自分の後ろ盾を失いました。
会社の風土も変わり、チャレンジする加点よりも、リスクに対する減点を重視するようになりました。
加齢による衰えも目立ってきていました。
仕事で若手にはかなわないと思い、今後、出世、成長のチャンスがないと悟りました。
担当業務は余剰人員対策が中心になってきました。
娘二人が就職しており経済的負担が減っていました。
市場価値上の報酬を受けとることをスジが通らない(格好悪い)と思いはじめました。
部下や仲間を守ることに責任を感じていましたが、会社も自分も勢いが無くなり、誰も守れなくなったので、先に辞めた部下や仲間もいました。
自分はこの会社でなくても生きられるので、ここで生きたい人を残すため、後進に道を譲るべきとも考えました。
子会社とはいえ取締役、代表取締役を歴任してきたことで賠償責任の厳密化、厳格化も恐れました。
昔はOKでも今となってはNG、というような事例が身近に起こるようになり、会社の風土が変わったことで、さかのぼって責任を負うリスクも強く感じました。
退職金をさかのぼって返納する事例は、当時はほとんど無かったので、貰えるうちに貰っておくほうが良い、という思考も働きました。
娘の結婚、孫の誕生を経て、喜びとともに自分が過去の人になっていく寂しさを感じました。
何か新しいことをしなければならないと思いました。
プロフィールにある通り、介護事業の経験があるので介護業界に転身する決意をしました。
まとめ
自分の早期退職を総括すると、会社での居心地が悪くなり、心身の健康のために、自分をを守る選択だったと思います。
ただ、やはり同僚管理職への見栄もあり、上場企業の管理職への転身を目指しました。
現在の労働市場環境は、海外でのリストラが加速しており、優秀な人材が流動化しています。
加齢によってピークを過ぎた我々世代が転身するならば転職先は、
競争が少ない業界(売り手市場)、手に職をつける業界(資格を取る)、期待されている業界へ向かうのが良いと思われます。
50代、60代の実年世代が早期退職される場合、ハロートレーニングで実務者研修を修了して、介護業界へ転身されることをお勧めします。
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