50代、60代の実年世代のみなさんも心が疲れていませんか?
何かのタイミングのずれ、ボタンのかけ違いなどで人間関係に疲れることがあります。
そんなときに、やってしまいがちなリスクのある気分転換にご注意ください。
個人的な事例で避けたい行動10選をご紹介します。
ギャンブル
心が疲れているときのギャンブルは、負けるとどんどん熱くなります。
これが高じるとギャンブル依存症になりかねません。
ギャンブルが趣味の方は上限を決めて取り組む、負ける覚悟をもって「楽しみに行く」という気持ちで臨んでください。
心が疲れている時期にはギャンブルに手を出さないようにしています。
アルコール
アルコールも程度によります。
一つの基準を設けて、自分のコントロール下で上限を定めて飲むことです。
酒に飲まれると心身の調子を崩すとともに、別の新たな失敗を巻き起こします。
そういう飲み方は「百害あって一利なし」と心がけています。
食事の過食、減食
好きなものを好きなだけ食べてしまうこともありますが要注意です。
逆に、食べる気がしないなどの症状もあるかもしれません。
そこに解決を求めると、過食症、拒食症などの疾患に発展するリスクもあります。
健康な食生活を意識しましょう。
睡眠へのこだわり
眠ろうと意気込む、睡眠時間を気にする、休日は布団から出ない、長い昼寝などは、マイナス効果です。
睡眠は大切ですが、睡眠にも自然に接することが大切です。
眠れない時は適度な運動が良いとされています。
眠りに対して気負わずに自然体で接しましょう。
お薬
お薬(向精神薬)は医師の診察、処方、指導を受けましょう。
素人判断で購入したり、友人からもらったりするととても危険です。
サプリメントや栄養ドリンクも用法・用量を守りましょう。
ただし薬ではないので「切り札」にはなりません。
頼りすぎないように注意しましょう。
人と競う趣味
趣味はいろいろありますが、人と競って勝ち負けを争う趣味は少し休んだ方がいいかもしれません。
勝てばスカッとするのでしょうが、負けたときにさらに落ち込むリスクがあります。
負けてイライラする趣味なら、気分転換の切り口を替えましょう。
熱い風呂
熱い風呂に入るとスカッとするイメージがありますが、逆だと言われています。
体の疲れには熱い風呂にサッと入る。
心の疲れにはぬるい風呂にゆっくり浸かるのが良いとされています。
攻撃的な感情表出
黙ってられない、許せない、などの攻撃的な感情を表出するのは控えましょう。
感情を抑えろとは言いませんが、攻撃的な感情を出すと人間関係がこじれて余計に疲れます。
恨みや怒りの感情は表出せずに、言いたいことは言葉にする習慣をつけましょう。
借金
消費者金融、ローン、クレジットの無計画な利用により、借金が雪だるま式に増えてしまう「多重債務」状態に陥るケースが増えています。
ローンやクレジットを利用する際の注意点をまとめました。
1 それは本当に必要なお金(もの)ですか?
2 今すぐ必要なお金(もの)ですか?
3 金利はどのくらいかかりますか?
4 自分の収入で、きちんと返済していけますか?
5 借金返済のための借金ではないですか?
冷静な判断ができなければ、お金を借りるのは中止しましょう。
参考:安易に借金をしてはいけません 金融庁HPより
認知のゆがみ
不合理な考え方、自分や周りに対する偏見、非現実的な思い込み、同じ出来事に遭遇した際、ゆがんだ捉え方をすることで実際よりネガティブに考え、悪影響が出ます。
1 全か無か思考 柔軟さを失い、一括りで結論付ける
2 一般化のしすぎ 「いつも上手くいかない」と決めつける
3 心のフィルター 1つの悪いことにこだわり良いことを無視する
4 マイナス化思考 何でもないことをネガティブに意味つける
5 結論の飛躍 十分な根拠が無いのに、悲観的な結論を出す
6 誇大視と過小評価 悪いことは大きく、良いことは小さく考える
7 感情の決めつけ 自分の感情を根拠に物事を決めつける
8 すべき思考 強迫観念や義務感から自分を追い詰める
9 レッテル貼り 極端な決めつけ、その他の部分を見なくなる
10 自己関連付け 「自分のせいだと」自己評価を下げる
解決策⇒認知のゆがみ、気づき・知ること⇒考え方を変えることができるかも
参考:認知のゆがみ 10パターン 国立鳥取医療センターHPより
まとめ
50代、60代の実年世代のみなさんも心が疲れやすくなっていませんか?
若いころは気にならなかったことを気にしてしまいます。
先が見えてきた、峠を越えた、下り坂?…、年齢による影響もあります。
これまでも、心が冷静であれば、多くの失敗を避けられたであろうことは経験しています。
「明日は明日の風が吹く」、”Tomorrow is another day”
「そのうちいいこともある」、あせらず余裕を持ちましょう。
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